AMHの数値が低くても妊娠できる?できない?
最近よく耳にするのですが、AMH検査を知っていますか?
卵巣年齡を測る検査なのですが、検査の結果、数値が低くて卵巣年齢が実年齢より高くてショックを受けている人も多いと聞きました。
私も気になっているのでAMHについて調べてみました。
まずは、AMHという検査についてですが、これはAMHとは、アンチミューラリアンホルモン(抗ミュラー管ホルモン)のことで、卵胞から出るホルモンのことを言います。
一般的な不妊検査には入っていない病院が多いかも知れません。
私は受けたことがありませんし、受けるかどうか聞かれたこともないんです。
でも自分の卵巣年齡が何歳くらいなのか気になるので一度検査してみたいとはずっと思っていたんですが・・
このAMHの検査は実は保険が効かないので自費なんですね。検査自体は血液検査なので負担は少ないです。自費ですが、1万円もかからない病院が多いようなので、割りと気軽に受けることができる検査なのではないかと思います。
AMHは卵巣年齢を調べる検査です。つまり、卵巣の中に残っている卵子の量を調べるんですね。
AMHの数値が低い場合には、卵子があまり残っていないから不妊治療するなら早めがいいよ、と判断する基準になります。
では、一番気になること、AMHの数値が低かったら妊娠できないということになるのか、という点です。
AMHは卵子の残りの数を調べる検査であって卵子の質の良し悪しを調べるものではないんですね。
ですから、AMHの数値が低いからといって妊娠できないことにはなりません。
あくまでも妊娠しにくいかどうかという妊娠率は実年齢で判断するものであって、AMHの数値では妊娠率は判断しませんし、出来ません。
だいたいの数値の目安ですが、
2.44ng/ml 40~41歳
1.67ng/ml 42~43歳
1.31ng/ml 44~45歳
1.00ng/ml 46歳以上
となるようです。AMHの数値がこれより高ければ40歳以下ということになりますよね。
ただし、年齡の割に数値が4.0~5.0ng以上ある場合には多嚢胞性卵巣症候群の可能性があるそうなのであまり高すぎるのもよくないようです。
卵子はお母さんのお腹の中にいるときにすべて作られていて、産まれたときから少しずつ減少していきます。
精子のように新たに作られることは決してないんですね。
ですから数値が低くて卵子の数が減ってきているというならば、この先卵子が増えることはないので、数値が上がることは残念ながらないそうです。
ですが、悲観することはありません。
AMHの数値はあくまでも残りの卵子の数を表したもの。
卵子の質まではこの検査では分からないんです。
妊娠するには質の良い卵子があればいいんです。
40歳を超えると1年に12回排卵があって卵子が出てきたとしても、そのうち妊娠可能な卵子は1個か2個くらいしかないことが多いようなんですね。
ですから若いときに比べると確かに妊娠できるチャンスは少ないですよね。
でも1回か2回の妊娠可能な卵子が出てくる貴重なチャンスは生かさないといけません。
そのためには卵子の質を上げることが大事です。
卵子の質を細胞から活性化させて元気にさせるにはミトコンドリアが鍵を握っているそうです。
ミトコンドリアを活性化で妊娠力アップ
不妊治療をしていると、いろいろな検査結果に一喜一憂してしまいますよね。
でも生理や排卵日など毎周期で違うように、検査結果もそのときで異なるんですよね。
ですから数値が低かったからといってあまり落ち込む必要もないと思いますが、残りの卵子が少なくなってきていることは事実なので、その残り少ない卵子の質をいかにして妊娠可能なまでに上げるか、これが40代で妊娠するためにはすごく必要なのではないかと思います。
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