自覚症状がない稽留流産、心拍確認後でも安心できませんよ
「妊娠おめでとう!」
病院のカルテに大きな赤い文字で先生が書いてくれました。
「良かったね。頑張ってきたものね」
長年通院していたので、看護師さんも一緒に喜んでくれました。
だけど・・・・。9週の検診で心拍が確認できず、稽留流産となってしまったんです。
お腹が痛いとか、出血があったとか。自覚症状は全くありませんでした。
「お願い!嘘であって!心拍再開して!!」
願いもむなしく、赤ちゃんの心拍が戻ってくることはありませんでした。
目次
心拍確認後9週での稽留流産の確率は2%
妊娠全体の流産率はおよそ15%程度です。この確率は心拍が確認されると下がります。
赤ちゃんの心拍が確認できると第一段階をクリアなんですよね。
でも流産の確率はゼロにはならなくて、心拍確認後の確率は、
妊娠7週・・・・5%
妊娠8週・・・・3%
妊娠9週・・・・2%
こう見ると、確率って低いと思いますよね?
でも私は9週で流産したので、たったの2%の確率の中に入ってしまったことになるんです・・・。
私が流産したのは40代前半。ここで、40代の流産率を考えてみたいと思います。
さきほど、妊娠全体の流産率を15%とお話しました。これは20代、30代も含まれています。
40代に限定すると確率はぐっと上がります。40代前半で30%~40%。45歳以上になると半分近くが流産してしまいます。
統計上は妊娠9週での稽留流産は2%の確率しかないですが、40代という年齡を考えるともう少し高くなりますよね?
判定日当日のHCGは500超えだったのに流産
1人目を妊娠したときの判定日のHCGは170ほどでした。
それに対してこのときの妊娠では、判定日当日に500を超えてたんですね。
「双子かも?」「子宮外妊娠かな?」
と不安になりましたが、先生は特に何も言わなくて。逆に「おめでとう」と言ってくれたんです。
HCGの数値だけを見ると妊娠継続率も90%以上ですし、このまま妊娠できると思ったんですよね。
参考記事:判定日のHCGの数値と妊娠継続率
不妊治療をしていると4週の判定日、5週での胎嚢確認、6週または7週での心拍確認と検診が続きます。
判定日後、胎嚢確認も心拍確認も順調すぎるくらいに順調だったんですよ。
不妊治療の専門病院だったので7週で卒業。その後は地元の病院に転院。
転院後の検診でも全く問題なかったのに2週間後、9週での検診で心拍が止まっていました。
赤ちゃんの心拍が止まった原因は染色体異常だった
妊娠12週までの初期流産の原因は赤ちゃん側にあると言われています。
ですから
「無理したからダメになったのかな」「私が悪かったから赤ちゃん居なくなったのかな」
と自分を責める必要は全くないんです。
という私も、実は7週のときに妊娠していたのに無理をしたことがあり、「流産したのはそのせい?」と自分を責めて後悔したことがありました。
でも、年齡も40代。この時期の流産の原因の多くは染色体異常なんですよね・・。
受精卵に染色体異常があると、着床できたとしてもその後成長できません。だから流産するんですね。
そう、流産したということは、その赤ちゃんは初めからそこまでの成長しかできなかったということ。
自然に淘汰される運命だったんです。
だから仕方がない・・・
頭では分かっても心が分かりませんよね・・
私は9週で流産したんですけど、エコーを見ると、赤ちゃんはちゃんと9週の状態にまで成長していたんですね。
だから、心拍が止まったのは本当に最近だったんだろう、そう言われました。
「ほんの数日前まで生きていたのね!ごめんね・・・・」
9週ともなると、2等身になります。頭と胴体とがはっきりと分かるまでに成長しています。
私の赤ちゃんも2等身になっていて、かわいかったです。だからこそ流産という結果が辛くって・・・。
染色体異常が起こるのはミトコンドリアが原因
染色体異常は若い年代でも発生します。でも年齡が高くなるにつれて確率が上がっていきます。
なぜ高齢になると染色体異常が増えるのか?
その原因は卵子にあるミトコンドリアなんですね。
ミトコンドリアは人間の細胞にある小さな器官です。人間が生きていく上で必要なエネルギーを作り出している大事な器官なんです。
若々しく元気でいられるのはミトコンドリアが活動してエネルギーを作り出しているから。
ところがミトコンドリアは加齢とともに活動が弱まっていきます。活動が弱くなると生産されるエネルギーが減少します。
その結果、「老化」してくるんですね。
40代になって自覚していませんか?
「代謝が落ちて、なんだか太った」「疲れやすくなった」「しわやたるみが増えてきた」
これらすべてミトコンドリアの機能低下によって引き起こされているんです。
卵子も同じなんですね。卵子のミトコンドリアが弱まると質が低下します。染色体異常のある卵子が増えてきます。
実は卵子は他の細胞と比べるとミトコンドリアが多くあるので、妊娠を考えているならミトコンドリア対策ってとても重要なんですよ。
参考記事:不妊症の最先端治療~ミトコンドリアを活性化して妊娠力アップ
こんな大事なこと、病院では教えてくれなかったんですけどね・・・・
40代での妊娠の場合に多く見られるのが、
加齢でミトコンドリアの機能が低下する
↓
卵子の染色体異常が発生しやすくなる
↓
流産率が高くなる
ということ。
だから流産を防ぐには、卵子のミトコンドリアを活性化させて、少しでも染色体異常を減らす必要があります。
ミトコンドリアを活性化といっても難しいものではなくて、簡単にサプリで対応できるのでオススメです。
私も実際に購入したのですが、ミトコンドリアサプリには妊活用以外にもアンチエイジング対策用などがあります。
アンチエイジング用でもいいのですが、目的は妊娠することなので、妊活用に作られているサプリのほうがいいですね。
今ではミトコンドリアサプリっていくつも種類が出ていますが、私のおすすめは、ミトコンドリアで妊活!【ベビウェル】ですね。
ミトコンドリア対策もできて、しかも葉酸も1日の必要量が入っているので、他にサプリを買わなくても大丈夫ってところがお財布にも優しいですし、気に入っています。
もう流産はしたくない!次こそは妊娠したい!
と思っていたら、ダメ元で試してみることをオススメします。
まとめ
やっとの思いで妊娠したと思ったのに、心拍確認ができた後になって流産するなんて思ってもみませんでした。
40代の流産率が高いことは知っていましたが、まさか自分がそうなるなんて・・・。
「元気な赤ちゃん見えるかな♪」
って楽しみにして診察台に上がったのに、まさかの
「うーん、心拍が見えません・・・」の一言。
なんで私が?
あれがダメだったかな、これが原因だったかなといろいろ自分を責めましたが、初期流産の多くは赤ちゃんが原因だと知り、前向きに次への妊娠に向けて体作りをしました。
先生にも言われましたけど、妊娠には本当に良い卵子が必要です。次はちゃんと妊娠が継続できるようしっかりと卵子作りを頑張っていきましょうね。
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