採卵は麻酔下?無麻酔?痛みはあるのか
さあ、いよいよ緊張の採卵が迫ってきました。
あなたは麻酔をして採卵を希望しますか?
それとも無麻酔で採卵をしたいですか?
私は両方の経験があります!
麻酔を使うか使わないかの選択をする前に、絶対に麻酔での採卵になる場合があります。
それは、できている卵胞の数が多い場合です。
注射での排卵誘発剤を使っていると、一度に複数個の卵胞ができます。
私も多いときで35個もありました。
超音波で確認できている卵胞の数だけ卵巣に針を差して採卵するわけですから、数が多い場合には麻酔をしないと痛くて耐えられないと思います。
ですから、注射で卵胞を育てている場合には、必然的に麻酔下での採卵になっていると思います。静脈麻酔の場合もありますし、局所麻酔もあるようです。
逆に自然周期での誘発の場合には1個から5個程度と少ないですので、このくらいの数なら無麻酔での採卵が可能です。痛みに耐えられそうなら無麻酔を選べばいいですし、採卵の痛みが怖いようであれば、麻酔を選べばいいと思いますよ。
麻酔を入れるための点滴の針を入れるときが痛いです。
慣れていない看護師さんにやられたときは、うまく静脈に針が入らなくて
何度も抜いては差してを繰り返されて、青あざになってしまいました。
無麻酔での採卵の場合は針を卵巣に差す瞬間は痛いです。
数回はこの痛みに耐えないとダメですが私は充分耐えられる痛みです。
チクっとした痛みです。
採卵が終わった後、その日はしばらくお腹が痛むことがあります。まあ、卵巣に針を差しているんですから、仕方がないですけどね。
成熟卵があるのが理想ですが、採卵は主席卵胞といって一番大きい卵胞の大きさを基準に採卵日が決まるので、それ以外に育ってきている卵胞の大きさが主席卵胞より小さいとまだ中の卵子が成熟しきれていないことがあるんですね。
でも採卵するときには、一応すべての卵胞から卵子を採りますので、
未熟卵が採れてしまうんです。
また、卵子の質が悪くて変性している変性卵の場合もありますし、卵胞の中が空で空砲だったなんてこともあります。
麻酔での採卵は本当に眠っている間に終わっていて、気がついたらベッドの上です。
ただ、私自身が麻酔に弱いのか、麻酔から覚めてベッドから起き上がると
強烈な吐き気に襲われて、帰りの電車の中で吐いたこともあったくらいなんです。
何が一番辛かったかって、麻酔から覚めたあとのあの吐き気です。
それくらいひどい吐き気でした。ですので、採卵したその日は家に帰ってからも
ずっと寝ていました。採卵が終わった午後から仕事なんて絶対に無理でした。
反対に無麻酔での麻酔は採卵時のチクっとした痛みはあるものの、吐き気はないですし、終わったあとも車の運転もできますし、仕事にだって行けます。
採卵後が楽なのは圧倒的に無麻酔での採卵です。
卵胞の刺激方法によっては、麻酔が絶対条件になってしまいますが、もしも採れる予定の卵子の数が少ないのであれば、無麻酔での採卵をやってみてもいいと思いますよ。とにかく採卵の後が楽ですからね。
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